一時払終身保険とは?家族へのもしもの準備
一時払終身保険という商品名を聞いたことがあるけれど、通常の終身保険と何が異なるのか分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、一時払終身保険のしくみや、相続対策(遺産分割・現金準備・相続財産の評価)などを解説します。
公開日:
更新日:2023.03.31
目次
一時払終身保険とは?
一時払終身保険とは、保険料を契約時に一括で支払う終身保険のことです。終身保険の特徴は以下の点です。
- 保障が一生涯となるため、死亡時に保険金を受け取ることができること
- 支払った保険料の一部が積み立てられていくため、一定期間が経過した後に解約した場合、払込保険料以上の金額が受け取れること
なお、死亡だけではなく所定の高度障がい状態になった場合も保障の対象です。
一時払終身保険のメリットは、月払で支払う保険などよりも、一般的に解約返戻金額が払込保険料を上回るまでの期間が短いため、教育資金や老後資金などさまざまな用途への活用を考えることができます。
デメリットは、契約後すぐに解約してしまうと払込保険料を下回ることです。
一時払終身保険には、相続対策の側面も
一時払終身保険は、相続対策(遺産分割・現金準備・相続財産の評価)にも活用できます。
終身保険の死亡保険金には、「500万円×法定相続人の数」の非課税枠が設けられています。もし死亡保険金と同額の現金を相続財産として受け取る場合は、非課税枠がないため現金すべてが相続税の課税対象となります。
また、死亡保険金の受取人をあらかじめ指定できるため、相続財産に不動産などが多く、相続税の支払いのための現金がない場合にも活用できます。
保険加入には告知が必要?
通常、生命保険に加入する場合は、被保険者の健康状態を確認するために健康告知を行います。過去に病気やケガをしていたり、持病を持っていたりすると、生命保険に加入できないこともあります。月払などの保険の場合、健康告知が必要なものも多いですが、一時払終身保険の場合、健康告知の必要がない商品も多くあります。
一時払終身保険の利率は?
利率には、予定利率・積立利率・基準利率があります。これらは保険料や積立金等を計算するための利率であり、保険会社によって使用しているものが異なります。また、これらの利率は5年や10年ごとに定期的に改定されます。
円建、ドル建って何?違いは?
一時払終身保険をはじめ、円建だけではなく外貨建の生命保険があります。保険料をドルやユーロといった外貨で支払い、死亡保険金や解約返戻金も外貨で受け取ります。
一般的に為替手数料がかかりますが、保険料を円で支払えるものが多いため、直接外貨で支払わなくても問題ありません。
外貨建保険の代表的なものはドル建保険です。ドル建保険と円建保険のメリットとデメリットを見ていきましょう。
ドル建保険のメリットとデメリット
ドル建保険のメリットは、日本よりも比較的金利が高いことにより、積立利率などが高くなるため、利回りが良くなります。
デメリットは、為替リスクがあるため死亡保険金や解約返戻金を受け取る際の為替相場によって、損失が生じる場合もあることです
例えば、死亡保険金10万ドルを受け取る場合、1ドル100円であれば1,000万円となり、1ドル140円であれば1,400万円、1ドル80円であれば800万円という形で変動します。
なお、死亡保険金や解約返戻金を受け取る際に、外貨の預金口座があれば外貨のまま受け取ることも可能です。
円建保険のメリットとデメリット
円建保険のメリットは、為替相場の影響を受けないことです。
デメリットは、日本では長くデフレ環境が続いたため、金利が相対的に低く、ドル建保険と比べると利回りなどが低いことです。
ドル建と円建はどちらにもメリットとデメリットがあります。どちらか一方に加入する方法や、通貨を分散させて両方に加入する方法もあるでしょう。自分に向いている運用がどちらなのかを考えたうえで選ぶことをおすすめします。
千葉銀行に任せて安心、一時払終身保険
千葉銀行では、この記事でご紹介した一時払終身保険をご案内しています。これまでご紹介してきたように、相続対策や資産運用に活用できるため、退職金などのまとまった資金がある場合にご検討いただける商品です。
詳しくはこちら:一時払終身保険|千葉銀行
また千葉銀行では、一時払終身保険だけではなく数多くの商品を取り揃えております。
ぜひ一度、千葉銀行にご相談ください!
今回ご紹介した一時払終身保険について、詳しく聞いてみたいという方は、ぜひ一度お近くの店舗までご来店ください。
詳しくはこちら:一時払い終身保険のご案内│千葉銀行
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お近くの店舗:店舗・ATMを探す│千葉銀行
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一時払終身保険に関するご留意事項
お客さまにご負担いただく費用について
お客さまにご負担いただく諸費用のうち主なものは以下のとおりです。
- 保険契約関係費
ご契約時の初期費用や、保険期間中、年金受取期間中の費用等、契約の締結、成立、維持、管理に必要な経費です。 - 資産運用関係費
投資信託の信託報酬や、信託事務の諸費用等、特別勘定の運用により発生する費用です。 - 解約控除
契約日から一定期間内の解約の場合に積立金から控除される金額です(解約時のみ発生いたします)。
※諸費用の合計額は上記を足し合わせた金額となります。
※外貨建の保険料を円貨でご用意される際には為替手数料が必要になります。また、外貨建の保険金などを受取る場合、円貨へ交換する場合等、手数料をご負担いただく場合があります。
※ご負担いただく諸費用やその料率は、商品によって異なりますので、詳しくは商品ごとのパンフレット、契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等でご確認ください。投資リスク・留意点などについて
- 各お取扱商品の詳細は、パンフレットや契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等にてご確認ください。
- 一時払終身保険は保険商品であり、預金ではありません。払込保険料の元本保証はなく、預金保険の対象とはなりません。また、ご契約は、お客さまと引受保険会社との間で成立します。
- 保険会社が経営破綻に陥った場合には、死亡保険金額、年金額、解約返戻金額等が削減されることがあります。なお、生命保険会社が破綻した場合は「生命保険契約者保護機構」により、損害保険会社が破綻した場合は「損害保険契約者保護機構」により保険契約者保護の措置がとられることがあります。この場合にも、死亡保険金額、年金額、解約返戻金額等が削減されることがあります。
- 当行が販売する保険商品の購入の有無が、当行におけるお客さまとの他の取引に影響を与えることは一切ございません。
- 特定保険契約には商品の種類によって次のようなリスクがあります。
- 変額一時払終身保険
この保険は、国内外の株式、債券等で運用しており、運用実績が保険金額や積立金額などの増減につながるため、株価や債券価格の下落、為替の変動により、積立金額、解約返戻金額は既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。 - 外貨建て保険
この保険は、為替レートの変動により、お受取になる円換算後の保険金額がご契約時における円換算後の保険金額を下回ることや、お受取になる円換算後の保険金額が、既払込保険料を下回ることがあり、損失を生ずるおそれがあります。 - MVAを利用した保険商品(市場金利等によって解約返戻金額が変動するタイプの商品)
この保険は、市場金利に応じた運用資産の価格変動が解約返戻金に反映されるため、市場金利の変動により解約返戻金が既払込保険料を下回ることがあり、損失が生じるおそれがあります。具体的には、中途解約時の市場金利がご契約時と比較して上昇した場合には、解約返戻金は減少し、逆に、下落した場合には増加することがあります。
- 変額一時払終身保険
※リスクの内容は、商品によって異なりますので、詳しくは、商品ごとのパンフレット、契約締結前交付書面、ご契約のしおり・約款等でご確認ください。
- 詳しくは、お近くの取扱窓口またはコンサルティングプラザまでお問い合わせください。
- 保険契約関係費